Woodstock Music And Art Fair (1969)

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Detail

1969年に行われたロック界史上最高の祭典。

今や1960年代のヒッピー文化の象徴として幅広く語り継がれているウッドストック・フェスティヴァル。場所はニューヨーク州ベセル、マックス・ヤスガー氏が所有する広大な農園の中で1969年8月15日~18日の早朝にかけて開催された。当時ベトナム戦争に関してアメリカ国内外で是非が問われた時期でもあり、そんな中「愛と平和と音楽の3日間」と銘打たれた。ノー・ギャラで英米のミュージシャンが集まり、観客は野外鑑賞の中お互いに助け合いながら3日間を過ごしていったことで世界中で話題になる。観客は総動員30万~40万人とも言われ、死者3人、病人5000人、出産2件というハプニングもあった。もちろんミュージシャンのステージも印象が強いのが多い。ジミ・ヘンドリックスは「星条旗よ永遠なれ」を 爆弾の降下音やマシンガンを真似たギターで反戦のメッセージを表現し、出演の予定がなかったサンタナはこのステージで名声を浴びた。(出演予定だったジェフ・ベック・グループが前日に解散したため、急遽出演依頼を受けたよう)ただこれまでに無い大規模なステージであったため、ミュージシャンにも戸惑う人がいたようだ。ジャニス・ジョプリンは「23万人を私がどう相手していけというのよ!」と言ったとか・・・・・

出演者リスト:

1日目
Joan Baez/Arlo Guthrie/Tim Hardin/Richie Havens/Incredible String Band/Ravi Shankar/Sly and the Family Stone/Bert Sommer/Sweetwater

2日目
Canned Heat/Country Joe and the Fish/Creedence Clearwater Revival/Grateful Dead/Keef Hartley/Janis Joplin/Jefferson Airplane/Mountain/Quill/Santana/The Who

3日目
The Band/Jeff Beck Group/Blood, Sweat, and Tears/Joe Cocker/Crosby, Stills and Nash (and Young)/Jimi Hendrix/Iron Butterfly/Ten Years After/Johnny Winter
当日のプログラム(最終日:8/17~8/18):

17日
Joe Cocker 14:00/The BIG STORM/Max Yasgur(会場提供者)/Country Joe and the Fish/Ten Years After 20:00/The Band 22:30

18日
Blood, Sweat and Tears 0:00/Johnny Winter 2:00前ぐらい?/Crosby, Stills, Nash and Young 3:00/The Paul Butterfield Blues Band/Sha-Na-Na/Jimi Hendrix 8:30

演奏曲目:

To Tell The Truth/Johnny B. Goode/Six Feet in the Ground/Leland Mississippi Blues/Mama, Talk To Your Daughter/Mean Mistreater/I Can’t Stand It (w/Edgar Winter)/Tobacco Road (w/Edgar Winter)/Mean Town Blues (アンコール)
付記:

公式に発売されているWoodstockの音源や映像ではJohnnyの曲はMean Town Bluesしか聴くことが出来ない。マネージャーのスティーヴ・ポールの判断により”Mean Town Blues”しか公式に出回っていない。後にJohnnyはこの件に関して「自分のキャリアに傷が付いたと考えている」と話している。

関連リンク:

Woodstock公式サイト
1969 Woodstock Festival & Concert